第5回花の絵画WEB展 ピッコロ・フィオーレからメッセージ
                
ピッコロ・フィオーレ  特設ページ


「ピッコロ・フィオーレ」会員の皆様へ

宮城県白石市に咲いた愛と癒しの花の絵画サークル「ピッコロ・フィオーレ」
の皆様に、心からお礼申し上げます。
「花の絵画展」は、小さいながらも、相模原市と近接都市から東北へと空間が
広がってゆきました。
新型コロナウイルス禍という災厄を乗り超えて、時間空間を超えるオンライン展覧会
を有意義なものとして実現させてくれたのが、まさに【ピッコロ・フィオーレ」の皆さんです。

実行委員会として重ねてお礼申し上げます。

会が更に楽しく心豊かな集まりになってゆきますよう心からお祈り申し上げます。
2021年6月22日   
            第5回花の絵画展実行委員会
        池田富子さんからのメッセージについて

 この「花の絵画WEB展」に、宮城県白石市からオンライン参加された、絵画サークル「ピッコロ・フィオーレ」を主宰する池田富子さんは、藤井ふみよ先生とは長いつき合いで、共にスケッチ旅行や絵の研鑽を続けてこられた方です。池田さん在京の折は藤井ふみよ先生の「野の花会」にも参加され、花の絵画展にも協力毎回出展されてきました。
  この度は、オンラインを活用し、ご指導されるサークル会員に声かけて多数の作品をグループで宮城県白石市からご応募いただきました。
 会活動のご様子を届けていただきましたのでご紹介いたします。(編集子) 
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第3回「花の絵画展」の最終日
『交流会』で語る池田さん
ここ白石は宮城県の南、内陸部に位置しています。西に進み山を越えるとフルーツ王国山形。南に15分も走ると福島です。10年前の震災では津波により沿岸部で大きな被害をだし、福島の原発放射能の影響をまだまだ耳にする。そんなところです。 

会の皆さんと葉書絵を始めて9ヶ月、月二回の活動です。会員は大人6人、子ども(会員の孫)1人、会員さんの自宅を借りております。まだ活動の日が浅いので一つの花を決めて描いています。今日描く花や葉の形や特徴を確認してから、藤井先生の一本筆の描きかたで始めます。(*1)

同じ花を見ても感じ方はそれぞれ。皆さん独り言をいいながら、楽しそうです。 

先日も「蔵王に行ったらアザミが咲いていたので。一度描いてみたかった。このタイミングを逃すと‥‥」と、言って会員さんがどっさり摘んできてくださいました。皆さん活動に積極的です。楽しんでいます。

何よりも感心するのは、子どもの感性です。小五の「まゆちゃん」(*2)は、急いで学校から帰ると、おじいちゃんやおばあちゃんの今日の作品を見て、花を自分の中で咲かせて、自分流の作品を描くのです。あっという間に「まゆちゃん流」が生まれます。最後に言葉を添えて完成。子どもってすごいですね。 

そんなこんなで、東北の町で野の花会の皆さんと藤井先生と繋がっていること。とてもありがたく喜びです。今回皆さんのお仲間に入り参加できますこと、ありがとうございました。

これからも花を愛する仲間として楽しく描いていきたいと思います。

      池田富子

【編集注】

*1.グループ名「ピッコロ・フィオーレ」は、イタリア語で「小さな花」という意味です。

*2.「まゆちゃん」とは、この絵画展にピッコロ・フィオーレのひとりとして9点の作品を出品された、黒須麻結さん(小学5年生)のことです。

 
 第1回花の絵画展からご出品された”池田富子さん”の作品
「フキソウ」(第1回)
「富貴草」  F10
(第1回出品) 池田富子
「ハクモクレン」 F10 (第1回出品) 池田富子
「白木蓮」 F10
(第1回出品) 池田富子
「菜の花畑で」 F10 (第2回出品) 池田富子
「菜の花畑で」 F10
(第2回出品) 池田富子
「休日の楽しみ」 F10 (第2回出品) 池田富子 F10 (第2回出品) 池田富子
「休日の楽しみ」 F10
(第2回出品) 池田富子
「つばき」 F10 (第3回出品) 池田富子
「椿」 F10
(第3回出品) 池田富子
「雨上がり」 F10 (第3回出品) 池田富子
「雨上がり」 F10
(第3回出品) 池田富子
「あなたへ」 F10 (第3回出品) 池田富子
「貴女へ」 F10
(第3回出品) 池田富子
「貴女へ2」 F10 (第3回出品) 池田富子
「貴女へ2」 F10
(第3回出品) 池田富子
  ピッコロ・フィオーレ会員
小片琴子さんからのメッセージ     戻る
    友人を慰めたいと、池田富子さんに絵手紙を習い、初めて描いた絵手紙を贈って、絵の力を知ったというピッコロ・フィオーレ会員小片琴子さんのメッセージをご紹介いたします。(編集子)         

  “絵手紙“ってステキですね 

82歳をすぎた私に、喜びと楽しみがふえました。

この喜びを与えてくださったのは、2020年4月日本キリスト教団白石教会に着任した池田牧師夫妻です。 

2020年3月のことです。友人のご主人(10年前より認知症あり)突然行方不明となりました。2021年5月現在もまだ見つかっておりません。

 警察への届出、たずね人ポスター貼付等可能な限り手を尽くしたそうです。ご夫妻共に熱心なクリスチャンです。友人は全知全能の神に全てを委ね生存を信じて待つと話し、共に祈ってくださいと、お願いの電話がありました。信仰心の強さに頭が下がる思いをしておりました。が、自分の不注意から起きたのだと自分を責め苦しんでいることを知りました。 

こんな時どんな慰めの言葉があるでしょうか・・・

この友人のことを思い続けていた時、池田夫妻との出会いがありました。

おたずねしたところ、即、富子夫人が「絵手紙を差し上げるのもいいですよ」と。

――絵手紙?私のこれまでの日常生活になかったことです――。

そして、その指導を快く引き受けてくださいました。

花ビラや葉のかたちなど、花の特徴をよく観ること

色の重ねやにじみの手法を学ぶこと

直ぐ絵手紙教室での学びが始まりました。 

 最初のけいこは“コスモスの花”でした。

第一作の作品に「コスモスの花・十字架の花・キリストの花」と文字を添え送りました。

 友人よりすぐ返信がありました。

「委ねます」と祈ったあとから、悲しくて、苦しくて、つらくて・・・・

彼女の心の内が書いてありました。はきだせるようになってよかった。 ホッとしました。

絵手紙を差し上げたい方の気持ちを想いつつ、身近な花材を描いていると、どんな花にも各々の生命がある事、今まで雑草として見捨てていた小さな花々のあいらしいこと!きれいだこと!

 発見があり私自身驚いております。

「絵手紙」「一枚のはがき」の中に大きな力がひそんでいるようです。

小片琴子

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