“絵手紙“ってステキですね
82歳をすぎた私に、喜びと楽しみがふえました。
この喜びを与えてくださったのは、2020年4月日本キリスト教団白石教会に着任した池田牧師夫妻です。
2020年3月のことです。友人のご主人(10年前より認知症あり)突然行方不明となりました。2021年5月現在もまだ見つかっておりません。
警察への届出、たずね人ポスター貼付等可能な限り手を尽くしたそうです。ご夫妻共に熱心なクリスチャンです。友人は全知全能の神に全てを委ね生存を信じて待つと話し、共に祈ってくださいと、お願いの電話がありました。信仰心の強さに頭が下がる思いをしておりました。が、自分の不注意から起きたのだと自分を責め苦しんでいることを知りました。
こんな時どんな慰めの言葉があるでしょうか・・・
この友人のことを思い続けていた時、池田夫妻との出会いがありました。
おたずねしたところ、即、富子夫人が「絵手紙を差し上げるのもいいですよ」と。
――絵手紙?私のこれまでの日常生活になかったことです――。
そして、その指導を快く引き受けてくださいました。
① 花ビラや葉のかたちなど、花の特徴をよく観ること
② 色の重ねやにじみの手法を学ぶこと
直ぐ絵手紙教室での学びが始まりました。
最初のけいこは“コスモスの花”でした。
第一作の作品に「コスモスの花・十字架の花・キリストの花」と文字を添え送りました。
友人よりすぐ返信がありました。
「委ねます」と祈ったあとから、悲しくて、苦しくて、つらくて・・・・
彼女の心の内が書いてありました。はきだせるようになってよかった。 ホッとしました。
絵手紙を差し上げたい方の気持ちを想いつつ、身近な花材を描いていると、どんな花にも各々の生命がある事、今まで雑草として見捨てていた小さな花々のあいらしいこと!きれいだこと!
発見があり私自身驚いております。
「絵手紙」「一枚のはがき」の中に大きな力がひそんでいるようです。
小片琴子
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